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フッ素塗布って何?

      2016/03/02

みなさん歯医者や薬局の歯磨き粉コーナーで『フッ素』という文字を見たことはありませんか?

現在、多くの歯磨き粉にフッ素が含まれており、歯科でもフッ素塗布を行っています。

ではみなさんフッ素と歯の関係についてご存じですか?

今回はフッ素塗布について解説をしたいと思います。

フッ素の効果について

フッ素塗布の大きな目的は

「エナメル質の強化による虫歯の予防」です。

まずはエナメル質の構造からみていきます。

HAエナメル質は上の図のような六角形をした立体的な形をしています。この成分をハイドロキシアパタイトと言います。

その中でも中心にならんでいるOH(上の図では緑の○です)は非常に不安定です。

この結晶構造からOHが外れてしまうことがあるのです。

そうなると結晶自体がもろくなってしまい、虫歯により歯が脱灰(歯が溶ける)しやすくなってしまいます。

そこでフッ素の登場です。

フッ素はOHと大きさが近いのでOHが外れてしまった部分に入り込むことが出来るのです。

フッ素はOHよりも安定しているので歯質の強化につながるってわけです。

このフッ素に置き換わったハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトと呼びます。

これにより虫歯で歯を脱灰しにくくします。

フッ素塗布の種類

■自宅で行うフッ素塗布

基本的にはフッ素入りの歯磨き粉で歯磨きを行うか、普通の歯磨き粉で磨いた後にフッ素のペーストを塗布する方法です。

歯科医院によっては3DSといってマウスピースの中にフッ素のペーストを入れて歯に装着ししばらく時間を置く方法をとりいれているところもあります。

■歯科医院で行うフッ素塗布

多くの歯科医院では虫歯などの治療がすべて終わった後やメンテナンスの時に行います。

自宅で行うフッ素塗布との違いはペーストの中に含まれてるフッ素の濃度が違います。

そして酸性のものを使うのか中性のものを使うのかでも違いがでます。

効果は先に説明したもので変わりはありませんがフッ素塗布を行う期間が異なります。

酸性のものは半年に一回

中性のものは3か月~4か月に一回です。

フッ素塗布以外のフッ素応用

・フッ化物洗口

これは自宅で行う方法です。最近では幼稚園や保育園で行われているところもあるようです。

フッ素を含んだ専用の溶液を口に含み洗口を行うことで歯と口腔内にフッ素をいきわたらせる方法です。

・フロリデーション

フロリデーションとは地方自治体が行う虫歯予防です。

水道水にフッ素を混ぜてしまおうという方法です。

濃度は低いものの水道水にフッ素を入れることで地域ぐるみで虫歯予防を行う方法です。

この方法は日本でも過去に数か所しか実施されていませんのであまり現実的ではないですね。

・フッ素イオン導入

専用の器械を使いフッ素をイオン化して歯に浸透される方法です。

これは歯科医院で行われる方法でどのフッ素応用の方法を実践するかは歯科医院によって異なります。

まとめ

フッ素に関していくつかの方法を紹介しましたがどの方法でも効果に大きな差はありません。

ただ、継続的に行わなければ効果が得られないことは確かです。

そして、どのフッ素応用の方法を選択するにしても大切なことが1つあります。

『フッ素塗布をした後はしばらくの間飲食を控える』ことです。

フッ素応用はフッ素をお口の中に残すことが大切です。

いくらフッ素を塗ってもすぐにうがいなんかして洗い流してしまっては意味がありません。

ちょっと気持ち悪いかもしれませんが我慢が大切ですね。

頑張って虫歯のないお口を目指しましょう。

 

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