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神経を取るってどういうこと?麻酔抜髄編

      2017/12/30

冷たいものがしみる温かい物でもズキズキする何もしてなくてもズキズキ痛い物が詰まりやすくなった

こんな症状を経験された方いらっしゃいませんか?

もしかしたら知らず知らずのうちに虫歯が進行しているかもしれませんよ。

このような症状が出てから歯医者に行くと、神経を取る処置になることも少なくありません。

神経を取る?

いまいちピンときませんよね。今回はその神経を取る処置について書いていきます。

神経を取るってどういうこと?

A.神経を取るケースは2種類の場合があります。

①生きている神経を取る場合

②死んでいる神経を取る場合

の2つのケースがありますが今回は①の ”生きている神経” を取る場合について説明します。

虫歯が進行してしまい神経にまで虫歯が達している場合(C3)にこの処置が行われます。

■治療手順

①治療が必要な歯に麻酔をします。

②虫歯の部分を慎重に削っていきます。

C3の場合この段階で神経が通っている部屋(髄腔)が見えてしまいます。これを(露髄(ろずい))と言います。

0167060001③露髄が確認されたところで本格的に神経を取る処置に入っていきます。

それぞれの歯には根っこの数と神経が通っている管(根管(こんかん))の数がだいたい決まっています。

まずはこの根管を探します。

根管が見つかったら作業がしやすいように不要な歯を削り、器具が入りやすいような形に削ります。(アクセス窩洞の形成)

④根管の入り口がはっきりわかるようになったらリーマーまたはファイルと呼ばれる針のような器具を根管の中に入れ神経を取っていきます。

0167060002⑤次に電気的根管長測定器を使って根っこの長さを測ります。この長さが正確かどうかを確認するため針(リーマーまたはファイル)を根っこの中に入れたままレントゲンを撮り確認を行います。

⑥レントゲンで確認が取れたらその長さにリーマーまたはファイルを合わせ、その針を徐々に太くしていき神経を完全に除去し最終的なお薬が入りやすい様に形を整えていきます。

⑦根っこの中を薬液できれいに洗います。後はお薬を入れます。

0167060003薬の種類は歯科医院によって異なります。水酸化カルシウム系のお薬を貼薬するところもあれば揮発性の薬を貼薬する歯科医院もあります。現在は水酸化カルシウム系のお薬がベーシックになりつつあります。

水酸化カルシウム系のお薬の目的は殺菌の目的と同時に水酸化カルシウムの作用で根っこの先を閉鎖させる目的もあります。

⑧何度かお薬の付け替えに来院していただき、根っこの中が完全にきれいになった所で最終的なお薬(ガッタパーチャ)を詰めていきます。

0167060004

以上で根っこの治療は完了になります。

最初の神経を取る処置の後と最終的なお薬を詰めた後は物を咬んだ時などに少し痛みが出る可能性がりますが異常ではないので心配しなくて大丈夫です。徐々に良くなりますが長引く場合は歯科医院に行って相談されてみてください。

まとめ

神経を取る処置は非常に難しい治療です。

そして神経を取ってしまった歯はよく枯れ木に例えられます

生きている木は曲げてもしなりがありますが、枯れ木は簡単に折れてしまいます。

神経を取ってしまった歯も同じです。神経を取るとどうしても歯が脆くなってしまい歯が割れてしまう可能性が高くなります。

ですから出来るだけ神経は取らないように治療を行います。

ですがまずは虫歯を作らないこと出来るだけ早期の段階で虫歯の治療を行うことが大切です。

日々のケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

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