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歯医者が勧める必ずした方がいい治療

      2016/03/02

来院される患者の中には

「最低限で・・・」「悪いところだけで・・・」「出来るだけ少ない回数で・・・」

といった言葉をよく聞きます。

確かに早く終わらせたい。

患者さんの事情もあると思いますがその中でも必ずしておいた方がいい治療は歯周病の治療です。

歯周病とは?

歯周病とは細菌により歯を取り囲んでいる骨が溶かされてしまう病気です。

歯周病は初期の段階ではほぼ症状がなく、症状が出て歯がグラグラしてきてしまうと最終的には歯を抜かなければならなくなってしまいます。

実際に抜歯になる原因の約40%がこの歯周病によるものです。

歯周病

歯周病はその歯がどんなに健康で虫歯もなくても抜歯になってしまう怖い病気です。

そして他のどんな治療をするにしても、歯周病があるかないかでその歯の寿命は大きく変わってきます。

歯周病の原因は?

歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)です。

プラークは歯に付着すると2~3日で石灰化し硬い歯石になります。

この歯垢のなかには1mgの中に10億個の細菌がいると言われています。

つまり、歯垢や歯石は細菌の塊と考えていいでしょう。

この細菌の出す毒素が原因で歯の回りの骨を溶かして歯周病になってしまうのです。

歯周病の症状は?

歯周病は別名サイレントキラーと呼ばれ、初期の段階ではほとんど症状がありません。

唯一、初期の段階でご自身で自覚できるのが歯磨きのときの出血です。

歯磨きの時に出血が起こるということは歯茎に炎症が起きている時の症状です。

もっと歯周病が進むと歯がグラグラ動き始めます。

ここまで進行すると歯科医院で治療しない限りは進行をとめることは不可能です。

歯周病の治療は?

まずは、歯周病の進行具合を確認する為、歯周組織検査の1回目を行います。

この検査結果に基づいて、歯石を取るスケーリングという処置を行います。

歯周病のもっとも基本的な治療はこの歯石取り(スケーリング)です。

そして、スケーリングを行った後にそのスケーリングによって歯周病が治ったのかを評価するために2回目の歯周組織検査を行います。

ここでもまだ歯周病が改善されていない場合は、麻酔をしてかなり深い部分まで歯石の除去を行っていくSRPという処置を行います。

そして、再び歯周組織検査を行いまだ改善されていない場合は歯周外科処置を行います。

つまり、歯周病の治療の流れをまとめると

(歯周組織検査①)→(スケーリング)→(歯周組織検査②)→(SRP)→(歯周組織検査③)→(歯周外科処置)→(歯周組織検査④)

となります。もしこの歯周組織検査④でも改善が見られない場合は抜歯になってしまう可能性が大きくなります。

まとめ

おそらく歯医者に行かれた方のほとんどが

「まずは歯周病の治療からしましょう。」

「歯石の方もきちんととりましょう。」

ということを言われたと思います。これは歯医者は歯周病の恐ろしさを知っているからです。

どんなに時間がなくても初期の治療としてスケーリングだけは受けるべきです。

健康な歯を抜かなければいけない事ほどもったいない事はありません。

できればしっかりと歯周病の治療を終わらせ、定期的に歯周病の治療(メンテナンス)に通う事をお勧めします。

 - 予防, 歯周病